2025/03/21 15:36
またまたお久しぶりの更新になりました。
2月にリリースしてからすでに沢山のお客様の元へ出発したフードボウルですが
再販に向け少しだけ形状など商品製作までのお話をしたいと思います。

まずはフードボウルの製作までですが、実は昨年の8月8日のリニューアル時一番にリリースしたかったものが
フードボウルでした。
毎日の猫ちゃんたちと触れ合うもはご飯の時間ですよね。
製作にあたり、まずは陶器の業者さんと当時打ち合わせをしていたのですが
陶器のフードボウルはお安いものから作家さんにて製作されるデザイン性の高い高級品まで
様々なものが既に沢山の素敵な商品たちが溢れていました。
デザインを考えていたもののどうしても似たり寄ったりのものが出来上がってしまう。
tofmofuはありそうでなかった猫グッズを常にご提供したいと考えているため
何か目新しく可愛いデザインで機能性にも優れたものはないかと考えた時に
そもそも陶器ではなく素材から変更してみようと辿り着いたのが
" 吹きガラス " でした。
ガラス工芸を調べていくうちにカラーの鮮やかさ、繊細な色合いに惚れ大阪のガラス工房様へお願いすることになりました。
デザイン面では
綺麗なカラー層とクリア層を分けたかったこと。
機能面では
食道から胃袋までの一定の高さで食べる体勢を保てるもの。
長毛種の我が家のマンチカンは食後うウェットフードの胸毛お毛濡れがひどいため
毛濡れを防止したいというものでした。
そこで出来上がった形状のイメージが

このようなイメージ図からスタートしました。
結局、傾斜をつけることは毛濡れに繋がる可能性があるため平行のボウル面にしたのですが。。
工房さんへカラーガラスの上をクリアガラスが覆う形を出したいと依頼したところ
内被せ という技法と教えていただきました。
カラーガラスを中にクリアを被せる。
下の画像の左上を見ると綺麗に2層になっているものが分かりますか?

このように2層のガラスを特注した木枠へ吹いて形成しています。
一点一点全て手作業のためガラスのカラーの出方や気泡もしかり一点ものの絶妙な作業をプロの技により実現しています。
内被せの出来上がりのお写真がこちら▼


はぁ。。なんと美しいのでしょう。
この綺麗な2層分かりますか。。
美しい!!こちらのクリア層が包み込むことによって丸みと光沢感のある
『ちゅるん』と感が再現されています。
この淡く繊細な構造は一点一点手作りならではだと思っています。
現在はピーチ・クリア・マンゴーイエローの3色です。
クリアもきちんと層を感じる奥行きがある厚みとなっています。
カラーも原料を持っているのは全世界で2拠点のみです。
海外から輸入しているため海外ならではのカラーバリエーションと
発色の鮮やかさ。
MangoYellowなど特になかなか見ないカラーで珍しくとてもお部屋の鮮やかさが目を惹きます。
形状は脚付きで猫ちゃんのお口から食道→胃袋までを一直線を保てる高さにしています。
高さは10㎝
そしてボウルの縁を2.5㎝としっかりと幅を取ることで胸元の位置をキープしながら毛を抑え込み
上から覗き込むような形状を再現ました。

ボウル面、側面、接地面と全て幅が同じで凹みやくびれがないので
身体が入り込まず立ち位置とボウルとしっかり距離を取ることが可能です▼


姿勢を保ちやすい形状を再現しました。
前回発送したお客様で、猫ちゃんの偏食についてご連絡をいただいたのですが
偏食ぎみで食事に集中しにくい性格だということでした。
その子はカリカリごはんやウェットなど色々と試しているそうですが、なかなか改善されなかったとのこと。
いつもご飯を食べると
毛濡れを気にする→グルーミングに入る→そのままごはん時間が終了
という流れだったそう。そこで毛濡れのことを考えたGlass Food Bowlを購入するきっかけになっとのことでした。
こちらを使ってから毛濡れが緩和されグルーミングには入るけれども時間も短くそのままごはん時間を再開してくれるようになったとこのとでした!嬉しいご感想をいただきました。
※偏食が治るような効果はありません。
環境の変化や嗜好がはっきりしていたりと案外猫ちゃんはナイーブだったりしますよね。
フードボウルを変えるということは、日常の当たり前に変化をもたらす行為でもありますが
このきっかけが猫ちゃんの良い刺激となる事を願っています。
フードボウルは3/22から再販開始します。
是非機会がありましたらご確認ください!
▼フードボウルは下記からチェック